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2024年04月27日
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夜を待つ

2019年12月05日
汚さないように握り続けた掌
食い込んだ爪の跡も もう痛まない

風が吹く方とは逆に向かい歩いた
長く伸びた影が足許を濁す

僕は言わない
何もなかったまま

ハッピーエンドのその先なんて
何処にも存在してなかった
誰も知らないこの物語を
終わらせたのは誰だったのかな


夢を見たような気がしていたのはきっと
また僕が まだここから 動けないから

夜にならない
滲むあかいそら

バッドエンドを回避したって
僕らは揃って嘘になって
傷つけ合うことも許されない
まだ頬はこんなに熱いのに


後悔すら出来ないまま
僕らはゆく 僕らは

ハッピーエンドのその先なんて
最初から期待してなかった
誰も知らないこの物語を
まだ君が憶えているなら

もうじき日が沈む気がするんだ

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落日キネマ

2012年09月02日
嗚呼これは 何てことない 始まりの合図なんだね
瞬きをする度 切替(かわ)る 場景に ゆらりと落ちて

ややすれば 物語から逃げ出して 逸る振動
闇を待つ街を駆ければ もう少し往ける気がして

上がりきった緞帳(まく)は易々と現実感さえも奪った
赤く染まる視界はまるで世界の流した血のようだ

そうさ 軋む心を投げ出して
悪夢みたいな日を裂いて
欲した答えはもう既に
直ぐそこに 見え隠れ
つまり 立ち止まるには早過ぎて
引き返すには遅過ぎた
失くした痛みをもう一度
この手に繋ぐ為


嗚呼それも いまに思えば 音のないさよならだった
煌きも途端に褪せて 歯車は くるりと廻る

だとすれば 遠回りとも呼べなくて 跳ねる心臓
意味を持つ余地を詰めれば もう少し生ける気がして

沈みかけた今日(いま)は粛々と閉塞感だけを残した
高く鳴る警笛はまるで不敵な嗤い声のようだ

そうさ 眩む期待を棄て去って
嵩む不信を捩じ伏せて
決した答えはもう既に
目の前で 立ち竦む
なのに 口走るのも憚って
押し黙るのも違うって
晒した傷痕 刹那くも
その手が辿るなら


緩やかに 呑み込まれるように
近くなる終幕(エンドロール)に
もう声も聴こえない

そうさ 滲む額を振り切って
阻む視線を擦り抜けて
逸した答えはもう既に
無意識に 微笑んだ
いつも 立ち上がるのが遅過ぎて
手を伸ばすには早過ぎた
消えない痛みさ もう二度と
この日が終わっても

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無人イコノクラズム

2010年09月26日
ようやくUP出来ました!

無人イコノクラズム

フルブラウザでの閲覧推奨です。
今回は歌詞ブックレット風にしてみましたお!
もしかしたらどこかふりがな間違えてるかもしれませんが
気が付いたらこっそり直します(´∀`*)

色々な縛りをつけて書いたので
その仕掛けに気が付いた方は鼻で笑って置いてくださいなw
全部同じような仕掛けですがとりあえず3つありますので。

もし感想などいただけたら嬉しいです!

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偶発的衝動(ry

2009年09月20日
タイトルが無駄に長くて
内容も良く分からない詞が出来ました。

ピアプロに置くのも何だかなぁなので
ここに置いておきますね。

もしかしたら後日消すかも。
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>>偶発的衝動の達す見地と現実に於いての行動原理 "偶発的衝動(ry"

悲しくなるほど遠い空

2008年05月15日
この僕を正しておくれ
残酷な未来の為に
悲しみは燃え続けていて
とても、とても蒼い

君の背にのしかかる 多大なる連鎖の影
果てを知れど尚また拡がってゆく

この夜に祈りを捧ぐ
廻り来る輪廻の先へ
夢を見て描くのは鈍色
いつも、いつも遠い

変わりゆく人の背に 余りある怨嗟の音
浸食して脳を噛み そして逆戻り

何度もやって来た問いに答えなんて在りはしない
痛みを伴う熱 それだけは知っていて
今度はどう終わるのかと問い詰めたりはしないで
空が割れるならきっと また会えるから


この朝に鼓動を還す
限界は気付けばそこに
煌めきは燻り続けて
とても、とても痛い

僕の手でひと雫 限り有る明日へ流す
晴れ渡った高い空 今度こそはと

何度も繰り返す毎に増えてゆく記憶の欠片
抜け出す為の鍵を どうか忘れないで
何度も離れては引き戻る夢の狭間で
この手、伸ばしたらきっと また会えるから
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GWに東京へ遊びに行ってた時に友人宅で書き上げた詞。
微妙に未完成な気もします。
二次創作のようなものなのでピアプロでなくこちらに。
題材も分かる人には分かるはず。

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