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2024年11月21日
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夜を待つ
2019年12月05日
汚さないように握り続けた掌
食い込んだ爪の跡も もう痛まない
風が吹く方とは逆に向かい歩いた
長く伸びた影が足許を濁す
僕は言わない
何もなかったまま
ハッピーエンドのその先なんて
何処にも存在してなかった
誰も知らないこの物語を
終わらせたのは誰だったのかな
夢を見たような気がしていたのはきっと
また僕が まだここから 動けないから
夜にならない
滲むあかいそら
バッドエンドを回避したって
僕らは揃って嘘になって
傷つけ合うことも許されない
まだ頬はこんなに熱いのに
後悔すら出来ないまま
僕らはゆく 僕らは
ハッピーエンドのその先なんて
最初から期待してなかった
誰も知らないこの物語を
まだ君が憶えているなら
もうじき日が沈む気がするんだ
食い込んだ爪の跡も もう痛まない
風が吹く方とは逆に向かい歩いた
長く伸びた影が足許を濁す
僕は言わない
何もなかったまま
ハッピーエンドのその先なんて
何処にも存在してなかった
誰も知らないこの物語を
終わらせたのは誰だったのかな
夢を見たような気がしていたのはきっと
また僕が まだここから 動けないから
夜にならない
滲むあかいそら
バッドエンドを回避したって
僕らは揃って嘘になって
傷つけ合うことも許されない
まだ頬はこんなに熱いのに
後悔すら出来ないまま
僕らはゆく 僕らは
ハッピーエンドのその先なんて
最初から期待してなかった
誰も知らないこの物語を
まだ君が憶えているなら
もうじき日が沈む気がするんだ
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藍色メランコリア:更新履歴
2014年01月01日
落日キネマ
2012年09月02日
嗚呼これは 何てことない 始まりの合図なんだね
瞬きをする度 切替(かわ)る 場景に ゆらりと落ちて
ややすれば 物語から逃げ出して 逸る振動
闇を待つ街を駆ければ もう少し往ける気がして
上がりきった緞帳(まく)は易々と現実感さえも奪った
赤く染まる視界はまるで世界の流した血のようだ
そうさ 軋む心を投げ出して
悪夢みたいな日を裂いて
欲した答えはもう既に
直ぐそこに 見え隠れ
つまり 立ち止まるには早過ぎて
引き返すには遅過ぎた
失くした痛みをもう一度
この手に繋ぐ為
嗚呼それも いまに思えば 音のないさよならだった
煌きも途端に褪せて 歯車は くるりと廻る
だとすれば 遠回りとも呼べなくて 跳ねる心臓
意味を持つ余地を詰めれば もう少し生ける気がして
沈みかけた今日(いま)は粛々と閉塞感だけを残した
高く鳴る警笛はまるで不敵な嗤い声のようだ
そうさ 眩む期待を棄て去って
嵩む不信を捩じ伏せて
決した答えはもう既に
目の前で 立ち竦む
なのに 口走るのも憚って
押し黙るのも違うって
晒した傷痕 刹那くも
その手が辿るなら
緩やかに 呑み込まれるように
近くなる終幕(エンドロール)に
もう声も聴こえない
そうさ 滲む額を振り切って
阻む視線を擦り抜けて
逸した答えはもう既に
無意識に 微笑んだ
いつも 立ち上がるのが遅過ぎて
手を伸ばすには早過ぎた
消えない痛みさ もう二度と
この日が終わっても
瞬きをする度 切替(かわ)る 場景に ゆらりと落ちて
ややすれば 物語から逃げ出して 逸る振動
闇を待つ街を駆ければ もう少し往ける気がして
上がりきった緞帳(まく)は易々と現実感さえも奪った
赤く染まる視界はまるで世界の流した血のようだ
そうさ 軋む心を投げ出して
悪夢みたいな日を裂いて
欲した答えはもう既に
直ぐそこに 見え隠れ
つまり 立ち止まるには早過ぎて
引き返すには遅過ぎた
失くした痛みをもう一度
この手に繋ぐ為
嗚呼それも いまに思えば 音のないさよならだった
煌きも途端に褪せて 歯車は くるりと廻る
だとすれば 遠回りとも呼べなくて 跳ねる心臓
意味を持つ余地を詰めれば もう少し生ける気がして
沈みかけた今日(いま)は粛々と閉塞感だけを残した
高く鳴る警笛はまるで不敵な嗤い声のようだ
そうさ 眩む期待を棄て去って
嵩む不信を捩じ伏せて
決した答えはもう既に
目の前で 立ち竦む
なのに 口走るのも憚って
押し黙るのも違うって
晒した傷痕 刹那くも
その手が辿るなら
緩やかに 呑み込まれるように
近くなる終幕(エンドロール)に
もう声も聴こえない
そうさ 滲む額を振り切って
阻む視線を擦り抜けて
逸した答えはもう既に
無意識に 微笑んだ
いつも 立ち上がるのが遅過ぎて
手を伸ばすには早過ぎた
消えない痛みさ もう二度と
この日が終わっても